クライアント確認事項:事務局運用(講師・お知らせ・お問合せ)
1. 背景
事務局がWP管理画面で日常的に運用する3つの機能(講師管理・お知らせ管理・お問合せ管理)について、要件書に書かれていない運用ルールがいくつかあります。それぞれ単独では小さい論点ですが、運用開始後すぐに「どうするか決まっていない」と現場が困る項目のため、まとめて確認させてください。
2. 現状・課題・影響範囲
2.1 現状
- 講師情報の項目(専門領域タグ、メールアドレス、略歴の証明書スナップショット保存範囲)が未定義。
- 講師が必須項目かどうか、退任時の表示扱いが未定義。
- お知らせの運用ガイド提供方法、通常WP投稿との混在ルールが未定義。
- お知らせ詳細画面の表示方式(WP標準シングル/モーダル/専用画面)が未確定。
- 「重要なお知らせ」バナーの表示期間が暫定30日(要確認)。
- 会員側の「自分の問合せ履歴閲覧画面」をPhase1で提供するかが未定義。
2.2 ご相談したいこと
事務局スタッフの業務フロー(誰が何を運用するか)と、会員側のUX(どう情報が届くか)の両方で、現場運用に合わせた判断が必要です。
2.3 この判断が関わる場所
- 講師管理(
B-CNT-004):講師情報のCRUD、退任時の表示 - お知らせ管理(
B-CNT-005)と お知らせ一覧(F-TOP-008):カテゴリ運用、バナー期間 - お問合せ画面(
F-CMN-002):履歴閲覧
3. 確認ポイント
Q1
(講師管理)講師の専門領域タグはPhase1で使いますか?
A
Phase1 では使わない(推奨)
- 現場ではこうなります:講師ごとの専門領域分類はせず、講師選択は名前ベースで行います。
- 良いところ:実装シンプル、初期投入のマスタ値準備が不要です。
B
Phase1 から使う(マスタ値も今回確定)
- 現場ではこうなります:講師選択時に専門領域で絞り込めます。マスタ値の候補リスト支給が必要です。
Q2
(講師管理)講師連絡先メールアドレスはどう扱いますか?
A
事務局運用用に保持、会員サイトには表示しない(推奨)
- 現場ではこうなります:登壇依頼・運用通知用にメアドを登録するが、会員には公開しません。
B
会員サイトでも公開(問合せ窓口として)
- 気になるところ:講師個人への問合せが直接届くため、講師側の合意が必要です。
C
保持しない(運用は別系統で)
Q3
(講師管理)講師は必須項目ですか?
A
任意(講師なしのコンテンツも作成可)(推奨)
- 現場ではこうなります:講師未指定の場合「講師:未定」と表示されます。
- 良いところ:講師の都合がつかない案件にも対応できます。
B
必須(講師指定なしには作成できない)
- 気になるところ:講師未確定段階でのコンテンツ仮登録ができません。
Q4
(講師管理)退任した講師の扱いはどうしますか?
A
既存コンテンツでは引き続き講師名を表示、新規選択は不可(推奨)
- 現場ではこうなります:「status=retired」フラグで管理し、過去コンテンツは現状維持、新規Web講義/LIVEゼミの講師選択リストには出ません。
B
退任時に名前を「※退任済み」表示に置換
C
その他(具体的に)
Q5
(講師管理)受講証明書PDFに講師名を載せる場合、講師の略歴まで含めますか?
A
氏名・肩書のみ(略歴は載せない)(推奨)
- 現場ではこうなります:略歴の修正があっても証明書PDFには影響しません。
B
氏名・肩書・略歴まで載せる
- 気になるところ:略歴を後から変えても、過去発行のPDFは古い略歴のまま残ります。
Q6
(お知らせ管理)お知らせ運用のヘルプはどう提供しますか?
A
WP管理画面の「ヘルプ」タブに運用ルールを記載(推奨)
- 現場ではこうなります:操作画面そのものに簡易マニュアルがあり、別ドキュメントを参照しなくて済みます。
- 開発の手間:軽め
B
専用マニュアルPDFを別途用意
C
教育セッション(操作研修)で対応
Q7
(お知らせ管理)「重要なお知らせ」バナーは何日間表示しますか?
会員サイトのトップ画面に表示される「重要なお知らせ」のバナーは、公開から一定期間で自動的に消える想定です。
A
公開日から30日間(推奨)
B
公開日から7日間
C
公開日から60日間
D
事務局が公開時に表示期間を個別指定
E
その他(日数指定)
Q8
(お知らせ管理)お知らせ詳細はどの画面で見せますか?
A
WP標準のシングルページ(
/notice/タイトル/ 等)(推奨)
- 良いところ:実装シンプル、SEOにも適しています。
- 気になるところ:URL設計(パーマリンク)の事前合意が必要です。
B
モーダルで一覧上に開く
- 良いところ:画面遷移なく確認できます。
C
詳細用の専用画面(独自テンプレート)
Q9
(お問合せ管理・会員サイト)会員自身が「自分の問合せ履歴」を見られる画面を提供しますか?
A
Phase1 では提供しない(推奨)
- 現場ではこうなります:会員は問合せ送信後、メールで返信を受け取る運用になります。
- 良いところ:実装シンプル。
- 気になるところ:過去の問合せ内容を会員側で振り返ることができません。
B
Phase1 で提供する
- 現場ではこうなります:会員サイトの個人メニューに「お問合せ履歴」が並びます。
- 開発の手間:中くらい
4. 私たち(開発側)からのおすすめ
- Q1=A/Q2=A/Q3=A/Q4=A/Q5=A/Q6=A/Q7=A/Q8=A/Q9=A をすべて推奨します。
- 根拠は次のとおりです。
- 講師・お知らせ・問合せの運用は、まず最小構成でリリースし、運用しながら追加機能を検討する方が、初期実装コストを抑えつつ運用負荷も最小化できます。
- 退任時の表示は、過去履歴の整合性を優先する案を推奨しています。
- 問合せ履歴閲覧画面はPhase2以降の検討対象として、Phase1では既存運用に近い形で立ち上げる方が安全です。