クライアント確認事項:事務局運用(受講履歴・研修計画管理・契約管理)
1. 背景
事務局がWP管理画面で運用する3機能(受講履歴・研修計画管理・契約管理)について、要件書に書かれていない運用ルールがいくつかあります。事務局スタッフの日常業務(クライアントからの問合せ対応・代行入力・契約管理)に直結するため、リリース前に確定させてください。
2. 現状・課題・影響範囲
2.1 現状
- 受講履歴の表示単位・表示件数・CSVエクスポートの提供範囲が未確定。
- 修了率(修了証発行集計)の「分母」定義が未確定。
- 論理削除済みアカウント・契約の履歴をどう見せるかが未確定。
- 研修計画の一括操作(Phase1提供範囲)・論理削除済み計画の一覧表示ルールが未確定。
- 契約管理画面の「最大事業所数」入力方式、契約番号採番、完全削除の権限、契約期間重複の検証範囲が未確定。
2.2 ご相談したいこと
事務局スタッフが日常的に行う問合せ対応・代行業務・契約管理の運用フローに直結します。御社の業務ポリシーでご判断ください。
2.3 この判断が関わる場所
- 受講履歴管理(
B-HST-001):事務局による問合せ対応時の参照画面 - 修了証集計(
B-HST-004):法人別・期間別の修了率レポート - 研修計画管理(
B-PLN-002):事務局による一括操作・論理削除済み計画の表示 - 契約管理(
B-CTR-001-002):契約の新規登録・編集・終了処理
3. 確認ポイント
Q1
(受講履歴)事務局画面の受講履歴は、どの単位で見せますか?
A
アカウント単位(誰が・いつ・何を受講したか)(推奨)
- 現場ではこうなります:問合せ対応時に「○○さんの受講履歴」を一気に確認できます。
- 良いところ:個別問合せ対応に直結します。
B
法人単位
- 現場ではこうなります:法人全体の受講状況サマリを見ます。
C
講座単位
- 現場ではこうなります:「この講座を誰が受講したか」を見ます。
D
すべての軸で切り替え可能
- 現場ではこうなります:画面上でタブを切り替えて表示できます。
- 開発の手間:重め
Q2
(受講履歴)詳細画面の視聴ログは、最大何件まで表示しますか?
A
直近50件+「全件表示」リンク(推奨)
B
100件まで
C
制限なし(全件)
Q3
(受講履歴)CSVエクスポート機能はPhase1で提供しますか?
A
Phase1範囲外(WP標準のExcel出力で代替)(推奨)
- 現場ではこうなります:「会員情報Excel出力」「修了証集計Excel」のみで運用します。
B
Phase1から提供
Q4
(受講履歴)論理削除済みアカウントの履歴はどう表示しますか?
A
マスキング表示(氏名は伏字、履歴のみ参照可)(推奨)
- 現場ではこうなります:「○○○○(削除済)」と表示され、過去の受講内容は参照できます。
- 良いところ:監査上の証跡は維持しつつ、削除されたアカウントの個人情報は保護されます。
B
完全非表示
- 気になるところ:監査時に過去履歴が辿れなくなります。
C
そのまま表示(マスキングなし)
Q5
(修了証集計)修了率の「分母」はどう定義しますか?
修了率 = 修了者数 ÷ 分母 で計算しますが、分母をどう定義するかで意味が変わります。
A
期間内に研修計画を割り当てられた人数(推奨)
- 現場ではこうなります:「期間中に計画割当を受けた人のうち、何人が修了したか」が分かります。
B
期間内に受講を開始した人数
- 現場ではこうなります:「実際に受講開始した人のうち、何人が修了したか」が分かります(より厳しい指標)。
C
法人全体の会員数
- 現場ではこうなります:「全会員のうち、何人が修了したか」(受講対象外の人も含む)。
Q6
(修了証集計)論理削除済みの研修計画・退会法人の修了証は集計に含めますか?
A
マスキング表示で集計に含める(推奨)
- 現場ではこうなります:「過去にあった計画X(削除済):3件発行」と表示。
B
集計から除外
C
別レポートとして分離表示
Q7
(研修計画管理)一括操作・完全削除はPhase1で提供しますか?
A
Phase1範囲外(個別操作のみ)(推奨)
- 現場ではこうなります:誤操作の影響範囲を限定するため、まずは個別操作のみ提供します。
B
一括公開状態変更まで提供
C
完全削除まで提供(特定管理者のみ)
Q8
(研修計画管理)論理削除済みの研修計画はどう表示しますか?
A
フィルタONで閲覧可(既定は非表示)(推奨)
- 現場ではこうなります:通常一覧では削除済み計画は表示されず、「削除済みを含める」チェックで参照できます。
B
一切表示しない
C
別画面(削除済み計画一覧)を提供
Q9
(契約管理)「最大事業所数」はどう入力しますか?
A
事務局が手動入力(運用入力欄)(推奨)
- 現場ではこうなります:契約交渉時の合意値を事務局が入力します。
B
実カウント表示(システムが自動算出)
- 現場ではこうなります:現在登録されている事業所数を自動表示します。上限という概念は持ちません。
Q10
(契約管理)契約番号の採番ルールは?
A
「CTR-」+ 6桁の連番(例:CTR-000123)(推奨)
B
「年度-連番」(例:2026-001)
C
その他(具体的に・既存ルール支給可)
Q11
(契約管理)「完全削除(DB物理削除)」の権限はどう運用しますか?
A
事務局スタッフの中でも、特定の管理者のみ実行可能(推奨)
- アカウント運用詳細 Q4 と同じ方針です。
B
事務局スタッフ全員が実行可能
C
Phase1では提供しない(論理削除のみ)
Q12
(契約管理)契約期間の重複チェック範囲は?
同じ法人が複数の契約を持つ場合、期間が重なるとデータ整合性に影響します。
A
論理削除済み契約は除外、有効な契約のみで重複検証(推奨)
- 現場ではこうなります:削除した契約とは重複してもOK、有効契約同士は重複NG。
B
論理削除済み契約も含めて重複検証
C
重複検証は行わない(事務局判断に任せる)
4. 私たち(開発側)からのおすすめ
- Q1=A/Q2=A/Q3=A/Q4=A/Q5=A/Q6=A/Q7=A/Q8=A/Q9=A/Q10=A/Q11=A/Q12=A をすべて推奨します。
- 根拠は次のとおりです。
- 受講履歴・修了率は事務局の問合せ対応・監査対応を中心に設計するのが運用負荷の最小化に直結します。
- 研修計画管理は個別操作を基本とし、誤操作の影響範囲を限定します。削除済み計画は参照ニーズに応じてフィルタ表示します。
- 契約管理は誤操作リスク抑制を最優先します。
- 論理削除と物理削除の使い分けを徹底し、過去履歴の証跡を保全します。